はてなブログ関連記事ジェネレータが良さそう
壊滅的なロングテール現状
はてなブログはどうもロングテールに弱い。開設から6ヶ月目に入ろうとし、毎日更新でブログ記事が140を超えたこのブログでも、WEBマスターツールで確認できる検索結果表示キーワードが15件/月前後である。ページコンテンツ10ページほどの静的サイトを作って運営しているが、そのサイトですら20件/月前後であるから、はてなブログが余程まずい作り方をしていないとこうはならない。
何故ロングテールに弱いか
何故はてなブログがロングテールに弱いのだろう?その理由について、以前にははてなキーワードがページのクロールバジェットを食い尽くしているから、内部リンクの威力が発揮されないと分析した。その分析と前後して、クライアントサイドのJavaScriptではてなキーワードへのリンクを切ってみたけど、検索結果表示キーワード数の改善はあまりなかった。ただ、この施策は検索順位の回復に一定の効果をもたらしたということを付記しておかねばならない。
そこで別の要因について考えると、はてなブログでは月別記事などをネストしてリンク集のように表示しているから、書いたエントリの露出が少なくなっているのではないかと思い当たった。
文章の無いリンク集はSEO的に地雷です
実は、静的サイトによくあるリンク集、あれはあまり良質でないリンクだ。リンクの前後に相応の文章が挟まれていればチャンスはあるが、ダラーッとリンクテキストだけが何十個も並んでいる状態というのは、内容の無いコンテンツからのリンクということで、検索エンジンが嫌う。
月別記事はまさにこのようなフォーマットになっていた。何故記事の文章を抜粋でも表示せずに、簡潔なテキストリンクだけにしているのかというと、おそらくパンダアップデートによる重複コンテンツ判定を避けるつもりだったのだと思う。
でも、結論を言えば重複テキストをだだ流しにしているWordPressサイトなどの方が、検索結果表示数を稼いで、ロングテールに成功しているのである。どうも策に溺れているような気がする。
現状打破のために
この現状を打破するには、記事ごとに内部リンクを5個も6個も貼って、クローラが埋もれた記事の発見を出来るようにしないといけない。はてなキーワードのリンクを外すことは前提条件として、一番手っ取り早いのは投稿の関連記事を表示するサービスを入れること。一時期このブログでもLinkWithinを入れていたが、あまりSEOに貢献する選択肢ではなかった。
はてなブログ関連記事ジェネレータ
というわけで、別の選択肢を探していたら発見したのが「はてなブログ関連記事ジェネレータ」。仕組みとしては、既に投稿したエントリのURLとカテゴリーを指定すると、そのエントリ以外の同カテゴリー記事をリンクとして取得し、HTMLに吐き出してくれるというもの。つまり、手動でフォームに問い合わせて手動で投稿に貼り付けなければいけない仕組みなのだけれど、PHPが動かないので仕方が無い。
このサービスの利点は、吐き出すHTMLがリダイレクトを挟んだり、rel="nofollow"だったりしないHTMLだということ。それでないと内部リンクとして意味が無い。
このサービスを今後このブログで採用するかどうかは分からないけれども、関連記事リンクの表示方法として参考になる部分が非常に多かったので、なんとかいずれは関連記事表示を実現させるよう動きたい。