SEOを考えたはてなブログの名付け方
そもそもブログのタイトルはSEOの重要ポイント
ブログのタイトルを最適化するというのは、基本的だけれどかなり重要なSEO施策である。そのブログが推したいキーワードと全然関係ない単語ばかり使ったブログ名では、SEO的にかなり遅れをとってしまう。
それと同時に、ブログサービスなどでは投稿時にサービスのトップページにタイトルが出るという事も鑑みて、ユーザにクリックされるようなタイトルをつけないといけない。こちらはSEO施策ではなく、厳密に言うならブログサービス用のアクセスアップ施策だが、そうして集めた訪問者からブログへのリンクを貰う事が出来たのなら、まわりまわってSEOにもなるから、重要なのである。
ブログタイトル最適化の例
このブログについて言えば、前半部の「相模原市でWEBとSEO」までの部分は、キーワードのねじこみであり、後半部の「学習メモ」というのは、はてなブログのユーザ層を考えて練り込んだものだったりする。はてなブログを始める前にスカウティングしていたはてなのユーザ層は、IT関係の技術を学習したいと思うユーザが多いかなというものだった。そこで、学習というキーワードを入れる事で、技術的な知識を発信しているブログだという事をアピールしてみたわけだ。
ところが、このスカウティングはいささか古いはてなユーザについての印象だったらしく、もし新たにブログを始めるとしたら、もうすこし作戦は変えなければいけないとも思っている。現在のはてなユーザは学習者という段階を越えて、実際に技術者としてIT業務を担当しているという層が多いだろう。したがって、「学習メモ」だと、初学者向けの不確かな知識しか手に入らないという印象を抱かれる。いっそのこと、「相模原市のWEBとSEO担当者実記」「相模原市のWEBとSEO奮闘記」くらいの方が、実務に携わっている人間という印象が伝わりやすかったかもしれない。
はてなのユーザ層と言えば、うごメモ経由で流入した低年齢層も無視できない割合居るだろう。こうした層に訴えかけるブログタイトルを目指すというのも一つの方向性だろうが、テーマがテーマだけに、これらの層を読者として取り込むのは難しい。あえてひねり出すとするなら、「教えます!WEBとSEOの基本」とかだろうか。
はてな特有のタイトル最適化事情
SEOのためのタイトル命名法として、考慮する必要があるのは、実際にページへのリンクが貼られたときのリンクテキストとして、タイトルが使われる可能性が高いということ。ブログのタイトル名にキーワードを入れることの重要性はこの点においてもわかるだろう。できればキーワードを3、4個詰め込むようにしたいところなのだが、はてなブログの場合はこのキーワードを少なめにしておいた方が良い。
というのも、はてなブログのトップページからもらうリンクのテキストが、エントリのタイトルとブログタイトルを合わせたテキストになってしまうからだ。「相模原市でWEBとSEOの学習メモ」というタイトルのブログが、「Matt Cuttsの語るクロールバジェット」というエントリを上げたとしたら、「Matt Cuttsの語るクロールバジェット - 相模原市でWEBとSEOの学習メモ」というテキストにリンクがつく形になってしまう。どう考えても、リンクテキストにおけるキーワード過剰だ。
過去に3個まで無料で作れるブログ。新たに作るとしたら?というエントリで、はてなブログで新しくブログを始めるとしたら用語集的なものをやりたいと書いた理由がこれ。「SEO用語」といったような短いブログ名にして、「PageRank」とか「ホワイトハット」とかの用語名のエントリを上げると、「PageRank - SEO用語」のようになり、リンクテキスト全体では丁度良いキーワード率になる。
スタートアップSEOにはコツがある
ブログサービスでのブログ立ち上げについて、初期の頃はサービス自体のトップページや特集ページなどからのリンクが最も有効なリンクとなるはず。特にはてなブログのトップページリンクは非常に強力なので、名付け方も特別にこだわってHBO(Hatena Blog Optimization)した方が良いという話でした。