スモールワードを作り出す為の地名の羅列は有効なのか テスト結果
地名SEO実験の結果発表
前回の記事、フッターの真上のテキスト羅列はSEOに影響があるのかで行った実験、サービスエリアと称して地名をずらっと羅列する方法がSEO的に有効打なのかという実験だけど、早くもGoogleのインデックスが終わって、結果が出た。
結論を先に書くと、有効な部分はある。
地名SEO実験の概要
実験方法と結果について、もう少し詳しく書きます。
- 1.ブログ記事本文中に、サービスエリアなどもっともらしい表題をつけて、スラッシュ区切りの地名羅列を行う
- 今回載せたテキストは以下のもの。まず"サービス提供エリア"という標題に続けて神奈川県の自治体の地名。おそらくこれらはSEOをつけてもミドルワードになるくらい、競合が多い。次に"SEO対策サービスエリア"という標題で、競合がある程度少なそうな九州の難読地名を羅列し、最後に"のSEOなら"という文言をつける。
- 2.その記事がアップロードされると、ブログのトップページの記事としてGoogleにインデックスされる
- 12時間後には既にインデックスされていました。さすがGoogle。さすがはてなブログ。
- 3.「地名 SEO」と「SEO 地名」の二つのパターンで検索順位を調べる
- Google Yahoo! Bingについて、一括で順位を検索できるサイトという記事で紹介した、検索エンジン一括順位チェッカーというサイトで順位を調べる。ちなみに、Googleしかインデックスされていなかったので別に一括チェックの必要はありませんでした。
結果データ
結果:はてなブログのdl dt ddデフォルトレイアウトはつらい…ではなく、確かにいくつかの地名については、本文中もしくはブログタイトル等に出現したことが無いのに、検索順位的にそこそこの位置につけた。
ちなみに圏外=100位以下になっていたものは省きます。
検索語句 | googleでの順位(位) |
---|---|
「相模原 SEO」 | 3 |
「飫肥 SEO」 | 50 |
「早岐 SEO」 | 49 |
「彼杵 SEO」 | 10 |
「櫟原 SEO」 | 5 |
「豆酘 SEO」 | 5 |
「瓜生田 SEO」 | 2 |
「嫐迫 SEO」 | 1 |
「銀鏡 SEO」 | 11 |
「都農 SEO」 | 44 |
「頴娃 SEO」 | 30 |
「姶良 SEO」 | 37 |
「SEO 相模原」 | 7 |
「SEO 町田」 | 30 |
「SEO 飫肥」 | 49 |
「SEO 早岐」 | 49 |
「SEO 彼杵」 | 10 |
「SEO 櫟原」 | 5 |
「SEO 豆酘」 | 5 |
「SEO 瓜生田」 | 2 |
「SEO 嫐迫」 | 1 |
「SEO 銀鏡」 | 11 |
「SEO 都農」 | 45 |
「SEO 頴娃」 | 30 |
「SEO 姶良」 | 40 |
重複のような物が多く、まとまっていないデータに見えるかもしれないけど、語順での変化を確認していたりするのです。データを見る前提知識として、1,2ポイント程度の微変動はただのGoogle Danceです。
地名SEO実験結果考察
SEOという単語からの距離で影響が出るかとも思ったけど、実験に使ったくらいの長さのテキストでは距離の影響が無さそう。最後の姶良については、"のSEO"という自然文ぽいテキストを用意して、SEOが後に来る場合の検索順位へのプラスになるかという実験をしたつもりだったが、誤差の範疇か。つまり影響は無い。
いくつかの地名では、一度の言及で検索結果の一ページ目に出た。特に嫐迫はトップヒットになったので、本当にページ中の適当な部分に地名羅列をするという手法は、効果があると考えて良い。ただし(神奈川県の地名の例でわかるように)手あかのついた地名はダメ。複数の対策が必要になる。
思い出した頃に、もう一度順位をチェックしてみます。