相模原市でWEBとSEOの学習メモ

神奈川県相模原市でWEB開発とSEOの勉強をしつつ地域情報発信や日記的投稿をするブログです。

SEO内部施策を用いて、完全にホワイトハットな手法でWEBサイトの順位を上げアクセスアップにつなげることを目標に、はてなブログで数々の実験をしています。ターゲットワードを決めて高順位も狙います。
現在のターゲットワード:「相模原 SEO」「商店街 SEO」

クロールバジェットとはてなキーワード

はてなキーワードについて、SEOのためには無効にしておいた方が良いのではないか、という提案をここのところのエントリでしている。ブログサービスを利用したページで行う最低限のSEOカスタマイズは、サービス側でページに無駄に貼られたリンクを無効にするというもので、はてなブログについてもこれは例外ではない。

 

今回のケースでは、リンクは残り続けるが、リンクジュースは流さないという指定のrel="nofollow"にするだけでは生温く、リンクのhref属性自体を取り去ってしまった。そこまでする必要があったかどうかはわからないが、少なくとも無効化の恩恵を確認できたのは、href属性の削除後だ。

 

何故はてなキーワードを切った方が良いのか、説明するためにクロールバジェットという概念を持ち出そう。SEO用語の中ではあまりお目にかかることはないけれど、クロールバジェットという概念は、ページのクロールに与えられる"予算"を意味する。それはクローラが訪れるページのPageRankにより決定され、たとえば(適当な数字ですが)PageRank1のページではそこから発する100リンクを辿る一方、PageRank0のページでは10リンクしか辿らないといったように決められている。Matt Cuttsのインタビュー参照。

 

だから、nofollowにもなっていないはてなキーワードがエントリ本文中に沢山あると、その他のリンクがクロールされる可能性が減ってしまう。その中には、勿論自分のページの別エントリの評価を上げる可能性のある内部リンクも含まれるだろう。

 

ブログのトップページや月別のまとめページなど、複数投稿がズラズラ並ぶページにいたってそれは顕著だ。はてなキーワードが有効になっていることで、簡単に数十リンクもの有効リンクが1ページに貼られてしまう。

 

だから、はてなキーワードは最初からrel="nofollow"をつける設定にした方が良い。もちろんそんなオプションは用意されていないので、jQueryなど使って(効果に疑問を感じながら)行うかたちになるけど。

 

で、このブログのケースでは、nofollowでは生温かった(最初に書いたね)。そのことをクロールバジェットと絡めて説明するならば、クロールバジェットの上限決定のもう一つの側面が、クローラの訪問先での活動ポテンシャルであるということに絡むのではないかと思う。

 

nofollowのリンクについては、リンクジュースの供給をもたらすクローリングは行われない。しかしそのリンク先URLの発見には使われる。つまり膨大なnofollowリンクはクローラの滞在中の仕事を増やして、活動リミットに近づけるという影響を与えるのではないかな。

 

nofollowよりhref属性削除の方が良いという部分については、そういう結果を受けての予想にすぎない。実際のところは、不要なリンクにnofollowという対策で効果が出たという記事がWEB上に沢山ある。

ただ、nofollowで結果が出ず打つ手に困ったらhref属性を削除というのは、もしかしたら有効な一手かもしれないということ。